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バンドサイコー!
 
神戸、京都、名古屋やってきました。

超久しぶりのバンドツアーです。


やっぱバンドは楽しい!魂のぶつかりあいですもの。


ドラム河野さん。ベース鹿島さん。キーボード西村君。ギター菅原さん。

みな魂のぶつかりあいの猛者です。


ワタシも頑張らなきゃ。という気持ちで三日間過ごしました。


三日間一緒に過ごして同じ釜の飯食って、かなり合宿状態でございました。それも楽しかった!


あとは横浜。

かなりいい具合にバンドはTUNE UPできてます。はっきり言って今旬です。なので、ぜひ見に来てくださいね。


ライブ会場でしか見れない魂のぶつかりあいとライブ会場でしか買えないDVDをご用意してお待ちしてまーす!




| LIVE | 12:08 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
バルセロナ#2
バルセロナの街はやはり都会でにぎやかでした。

ワタシはやっぱり自然がスキだから、郊外の修道院にも行きました。
ここの聖堂では少年合唱団が毎日歌ってます。
パイプオルガンと少年たちの歌がゆっくりとした残響の中で溶けてゆくみたいです。あまりにも、あまりにも美しい。

天国ってどんなところだろう。
昔の人たちは考えを巡らせたはずです。
遠い昔、人類はそれほど複雑な天国のイメージを持っていなかったはずです。
死んだら隣山の向こうに行く、くらいの感覚だったと思うのです。で、お盆になったらこっちに顔出しに来る。生きることも死ぬこともたやすくて近かったと思うのです。

でも生きることが苦しくなると天国も複雑になりました。空の高みにあってこの世とは隔絶した場所で、それはそれはよいところで、でも行ったら帰って来れなくて。
そんな場所を想像することが淋しくなると、ハードな修行が必要になります。捨てなさい、その欲望を、執着心を、ココロそのものを。そして人里から離れて暮らしなさい。

P3300115.jpg

修道院は険しい山の山頂付近にありました。難儀して山を登り、やっとこさたどり着いて美しい聖堂で美しい合唱を聴き、ほっと涙する。ここまで苦労しなきゃココロの平安なんて手に入らないのですよ。という図式なのでしょうか。
つらい修行のご褒美には聖堂も合唱も驚愕するほど美しくなければ、人間は納得できなかったのでしょうか。そう考え込んでしまうくらい、あまりにも美しい歌声でした。

P4010175.jpg

バルセロナにいる間、一度お祭りに出くわしました。エルサレム入城の際のイエス・キリストの再現でしょうか。ロバに乗ってくる救世主。さあ、これも引っかけ問題です。
偉大な教祖様がロバみたいなとんまなものに乗ってくる。このギャップにだまされちゃいけません。壮麗な牛車なんかに乗ってくると思ったら間違いですよ。

スナオに見たまんまを信じてバカを見た歴史が長いから、人類はいろんなところに技巧やトリックを凝らさなくては何も信じられない体質になってしまったのでしょうか。

見たままを信じてオッケーってうれしいよな。
そんなワタシがバルセロナ滞在中ほぼ毎日通ったのは近所の市場でした。
だって食べ物って裏表ないじゃん。

スペインの食べ物おいしかったー!
バルで食べたおつまみ。生ハム屋で売ってた生ハムサンド。市場の果物。そしてサングリア。見たまんま、そのまんまの味。

P4020205.jpg

市場に隣接した魚料理屋さんよかったなあ。いろんな生の貝、魚が並べてあって、調理の仕方を伝えるの。ここで食べた生牡蠣はサイコーでした。
写真はスカンピ。お店のおばちゃんが食べ方説明してくれたけど、ワタシ達親子は、エビはいつも頭の殻の中身まできれいにしゃぶり尽くすことが美学だと思ってる日本人なので。三人でバリバリと手づかみできれいに平らげました。お店の人も驚くほどの完璧な食べ方でした。

旅は楽しい。また行きたくなってる。
| LIFE | 20:32 | comments(3) | trackbacks(0) | pookmark |
バルセロナ#1


バルセロナがタイトルにつく歌を昔作りました。
行ったことないからイメージだけで作った曲。

それ以来ずーっと行きたかった街に先日初めて行きました。
ガウディの建築を見に。(8日間ほぼガウディのみに費やしました)

奇想天外とかグロテスクとかアールヌーボーとか、いろいろ言われる彼の建築ですが、実際見てみると人間的で暖かい建築でした。

クライアントとの間に誠実な関係がないとものが作れない人なんだろうなあ。
でも、そのクライアントの求めるものにフォーカスを当てることができた瞬間に、作品の構想をキラッと全部思いついちゃう!みたいなインスピレーションの持ち方をしたんだろうなあ。

グエルさん家、バトリョさん家、それぞれ住人の好みとライフスタイルを考えて突きつめて作りましたぁ、的なその家に住む人たちの顔が見えるようなOne and Onlyな建築。
工場に働く人みんなの士気確認の場としてのコロニア・グエルは円座になって場を囲むようにみんなが座れる。
不特定多数が住む集合建築として作られたためかな、見た目も穏やかな風貌のカサ・ミラ。

そしてサグラダ・ファミリアをひと目見たときに「あっ」と思ったの。
ガウディはこの建物のクライアントを「神様」だと想定して作ってるぞ、と。

100年たってもいまだに建設中。でも時間なんて神様には関係ないって思ってたんだろうなあ。
100年間ほぼ常に予算不足状態で、ガウディは晩年には自分の私財をほぼ全部投入して建設してたみたいだけど、クライアントが神様じゃそれも当然と思ってたんだろうなあ。

神様に気に入ってもらえるように。
そんな観点でものを創るのはピュアな幸せに満ちあふれていたのだろうなあ。

ワタシはラッキーでした。

サグラダ・ファミリアの塔の階段を下りているとき、たまたま下の聖堂で合唱がはじまったのです。すると聖堂一杯に響いた声がそのまま塔の内部を伝わって上へ上へと伝わってくる。

まるで巨大な生き物のように音が伝わってくる。





ココロが震えました。大きな大きな響きでした。どんな演奏なのだろう。ココロが焦って、早く下に降りて合唱を聴きたい!でも階段はとても急でそれに高いところはちょっと苦手。ゆっくりしか降りられない。(写真が階段)
よちよち歩きでやっと下について合唱している人たちを見て唖然としました。

たった40人くらい、一クラスくらいの人数です。それだけの人数の歌声ですが聖堂の天井いっぱいのカテドラル・エコーで増幅されて、大合唱団のように聞こえます。
この巨大な音のかたまりが狭い塔の内部に押し寄せたとき、大河の水が狭いトンネルの中を通過するときに激しく轟くのと同じ作用を引き起こしていたのです!
わたしはてっきり、100人規模の大合唱だと勘違いしていました。

サグラダ・ファミリアのあの塔は実はパイプオルガンのパイプの役目を果たしている。(という説あり。)ワタシもそう確信します。あの塔を昇って換気窓から飛び出した音がバルセロナの街に響き渡る。それを考えてのデザインだったはずです。

神様の家だから。神様をたたえる声が響き渡るように。

プラグインのリバーブで「カテドラル」エコーは知ってたけど、本物のこんな怒濤のような残響を経験したのは初めてです。感動で涙。

こんな貴重な体験がたまたまできたワタシは本当に幸せ者です。
ってことでバルセロナ旅行記は次回に続きます。
| ARTS | 16:36 | comments(3) | trackbacks(0) | pookmark |
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