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新年雑感

いつものお雑煮

 

やや遅いですが、あけましておめでとうございます。

昨年はお世話になりました。

今年もどうかよろしくお願いします。

 

ブログ、全然書いてなくて、30周年記念アルバム”Daily Bread”の告知すらもしてなくて。多忙を言い訳にしちゃいけませんが。

 

去年は30周年アニバーサリーイヤーで、あれこれといろんな企画をしました。2枚組を2作リリースしました。スペシャルライブもいくつかしました。弾き語りツアーも相変わらず全国駆け回り、バンドライブでは踊りまくりました。スペシャルサイトを立ち上げ、ロングインタビューを掲載しました〔現在も続行中)。昔出版した書籍の電子書籍化もしました。トークショー&種ともこグッズ展覧会も何度かやりました。

 

文字通りダッシュで駆け抜けた一年でした。

慌ただしくもあり、喜びも多い一年でした。

 

30周年アニバーサリーを共に体験してくれたすべての方々に感謝します。

 

ポカの多いワタシですから、あれこれ取りこぼしつつ、スタッフのみんなにこぼれ球拾ってもらいながら駆けてきました。チーム種のスタッフのみんなにここで今一度感謝したいと思います。

ビジュアル関係を引き受けてくれた外間氏、サウンド面のプロデュースをお願いした菅原氏にも、何度かハードな日々を送らせてしまいました。この場を借りて感謝したいと思います。

 

去年一年を駆け足で振り返ってみます。

 

その前年の秋に父が死に、さまざまな事務的な処理から一年が始まりました。父が死んだことで多くのことが変化しました。実家を取り壊すことになり、そこにあったアップライトピアノをうちに引き取りました。長い長い間、手元に置きたかったピアノ。それがついに我が家にやってきました。

また、実家を整理したら両親がワタシの過去資料〔ラジオ出演の収録されたカセットテープ、ポスター、雑誌のインタビュー記事の切り抜き等)をたくさん保管しておいてくれたことも判明しました。これらがあったからこそトークショーが可能になりました。ワタシ、なんでも捨てちゃうからね。

 

悲しいこともありました。

 

年初からリスペクトするミュージシャンが幾人か亡くなりました。

デビッド・ボウイ、キース・エマーソン、、プリンス、ジョージ・マイケル、レオン・ラッセル、富田勲、、、、(敬略称)。みな、ワタシの音楽の形成に力を貸してくれた方々です。

 

友人だった吉川みきちゃんが亡くなりました。村田和人さんを追うように。お見舞いに行って少ししてからでした。お葬式は彼女のお誕生日でした。

 

同じくデビュー30周年だった盟友、吉良知彦くんが亡くなりました。彼が死んだことはワタシの心にとても大きなくさびを打ち込みました。ある意味、お互い少し似ていると感じていました。彼にはたまーに弱音を吐いたり、そんな話したっけと強がったりしました。大切なライバルを失ってしまったと感じました。亡くなったと聞いた次の日、ライブに向かう新幹線のなかで断続的に泣いていたこと、そのライブで「遠い音楽」を必死の思いで泣かずに歌ったこと、忘れられません。

 

心に岐路を感じた年でもありました。

自分はどんなふうに生きていくのか?

生きている間に何をしなくてはいけないのか?

自分にとって本当に大切なものはなんなのか?

自分が差し出せるものはなんなのか?

 

で、自分の葬儀費用の頭金を払いました。エンディングノートを書きました。

 

そのうえで、それはもう必死で曲を書きました。いつ死んでも後悔しないように。今の想いを歌わずにいられなかった。曲を書くことでしか自分のココロを保てなかった。30年のその先へ。次のページを自分は開いていました。あと何ページあるのか分からないけど、次のページを。

 

その次のページにどんな風景が見えるのか。眺めたかった。

今、うっすらと浮かび上がろうとするその風景に全力で色づけ作業を始めようとしているところです。

 

コドモたちも大きくなり、ひとり暮らしを初めた娘は一気にオトナになり、高校生の息子は手探りで未来を探しています。巣立ちはもうすぐ。彼らも次のページを開きつつあるのです。

 

実は、ですね。30周年アニバーサリーイヤーは終わりましたが、企画したことすべてを遂行することができませんでした。おもにワタシの段取りの悪さです。

なんで、今年も30周年企画、続行します!時空が歪みますが、今年も30周年アニバーサリーなのです。あれこれと準備しつつあります。

そして、次のページの先にある新しいアルバム。これも必ずリリースします。

楽しみにしててね。

 

少しゆっくりしたら、という意見もスタッフから出ました。でも、今は走れるうちに走りたいの。

 

いつも元旦におせち食べるとき、家族で今年の抱負を話すことにしています。

ワタシの今年の抱負は二つ。

1)新しいアルバムを最高のものにする

2)美味しい料理を作る

 

1)は、プロですから当然と言えば当然。でも、今回いろんなチャレンジがあるの。それがとても新鮮で、どきどきなの。

2)は去年の反省。仕事がたてこんでくると「悪い、コンビニでカップラーメン買ってきて!」が時々ありました。それはいかん、やはり。家族で食卓囲むのもそんなにもう長いことではないかもしれません。丁寧な仕事するにも丁寧に作ったご飯は大事なはず。

 

忘れるのが大得意のワタシ。でも、ここに書いておけば大丈夫。

 

ブログ、なかなか更新できませんがツイッター、FB、KBページは更新しています。もしよければそちらにもお越しください。もちろんHPのインフォにも情報は随時アップしています。

 

写真はいつものお雑煮。お餅、蒲鉾、鶏肉、芹、飾り人参、柚子。


 

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| LIFE | 14:34 | comments(4) | - | pookmark |
「種からつなげよう〜笑ってて〜」7.6 release!

 

 

 

5年前、2011年3月11日。あの日、ワタシはプロデューサーに呼び出されて電車に乗っていました。遅れていたアルバム制作に関して、なんて言い訳しようかと頭をめぐらせながら。その電車の中で地震を経験しました。電車は高架の上にいたのでめちゃくちゃ揺れました。高架から電車が落ちたら死ぬな、と覚悟しました。

ミーティングはもちろんお流れになり、その近くに住んでいた友人の家にしばらくいさせてもらい、そこで港町のなかを船が家々を壊しながら流されていくショッキングな映像を震えながら見ました。

 

それからは混乱の日々でした。もちろん被災地では極限状態の日々でした。

私が住んでいる街はそれほどの被害がなかったもののやはり混乱していました。近所のスーパーは入店者数制限をし、ガソリンスタンドに並ぶ車の長蛇の列で道はいつも渋滞。テレビからは福島の原発について錯綜した情報が滝のように溢れ、子供を外で遊ばせていいのか、どこの家庭でも親たちはみな判断に苦しんでいました。

 

そんなとき、トイレットペーパーを山のようにドラッグストアで買い込む女性を見て、ワタシは声をかけたくなりました。

「あなたがそのトイレットペーパーを全部使い切るもっと前に、とっくに物流は回復しています。そんなに買い込むと本当に必要な人の手にはいりません。あなたの家でトイレットペーパーが本当に足りなければ、うちのを分けてあげましょう。」

でも言えなかった。勇気がなかったのです。

 

小さな手をさしのべるには大きな勇気が必要なことを知りました。

こんなちっぽけなことしたって、何ほどの役にも立たないかも。かえって迷惑かも。

 

でも、今はちっぽけなことでもやるべきなんじゃないか。

小さなヘルプを気軽に差し出したり受けとったりできる風通しのよい社会は、まず自分が行動することで構築するべきじゃないか。

不安だから大量のトイレットペーパーを抱えて歩いてたあの女性に、自分ちのトイレットペーパーをはい!って笑顔で差し出すことが簡単にできるような暖かなコミュニティーを、まず自分から作ろうとするべきじゃないか。

 

それから一週間のうちにワタシはレコーディングを再開していました。まず「笑ってて」をチャリティー配信することにしました。それにおいては流通会社に大変な尽力をしていただきました。ここで感謝します。

そしていろんな人たちの助力を借りて隔月で「種からつなげよう」のチャリティーライブを始めました。

 

決めたのはこんなこと。

 

@避難所では歌わない。ここで、東京で歌ってお金を集めるんだ。

@そのお金は赤十字や自治体などには送らず、Hand To Handで種ともこが自分で探した募金先に直接渡す。

@チャージはできるだけ安く設定し、その分お客さんには募金をしていただくようにする。終演後種ともこは急いで着替え、出口に募金箱を持って立つ。

@趣旨をより広く分かってもらうため、ライブはUstreamで配信する。ただしアーカイブは残さない。

@「笑ってて」は必ず歌う。

 

会場を提供していただいたStrobe Cafeさんには本当に感謝しています。連絡係をしてくれたスタッフにも。

趣旨にご理解いただき出演してくれた対バンのアーティストの方々、同じく素晴らしい演奏でサポートしてくれたミュージシャンの方々にもお礼を言います。

そしてそして。会場に足を運び募金していただいたお客さんには本当に感謝しています。

当初、Ustream配信すると、じゃあ、タダでPCで見ればいいやと思われて客足が落ちるかも、という意見もありました。でも、実際は逆でした。ユーストで見て楽しそうだから、と会場に足を運ぶお客さんが増えたのです。震災から年月がたつほど記憶も風化し、チャリティーに興味をもたれなくなるのでは、という不安もありましたが、実際には続けるほどに動員が増え、Sold outが続くようになり、どうしても行きたいんだけど、と連絡くださるお客さんのためになんとかできないかとスタッフとお店で工夫してくれました。そしてそれにつれ、また募金額も増えていったのです。本当にありがたい思いでいっぱいでした。

2年くらい、をめどに始めた「種から」は結果的には5年間、30回ライブを重ね、この度ベストテイクを集めたアルバムをリリースすることになりました。

 

収録とミックスをやってくれた松本大英くんのグッジョブの輝きがあちこちに光ってます。大英くんにも深くお礼を言います。

 

ワタシは二月に一度、誰かと一緒にストロボのステージで歌うことを楽しみにしつつ、5年間を過ごすことができました。そのときそのときの季節に応じていろんな歌をリアレンジしたりする作業は大きな喜びでした。「おぼろ月夜」や「流星群」はこのアルバムでしか聴けないバージョンになってます。また、募金先の選定を通して、多くの方々にお手伝いをいただきました。こんなことがなければ一生行かなかったであろう大槌や石巻や相馬に友人ができました。

 

手を差し出すことでたくさんの助けをいただいた5年間でした。

 

実はライブアルバム出すのはデビュー以来30年にして初めてです。ライブは生の一期一会のものだから、そんなの残したくない。そういう思いがありました。

ですが、これは5年間の軌跡として、形にしたかった。

 

ていうか、種ともこがオリジナルだけじゃなく、いろんなスキな歌をスキに歌ってる、その歌いっぷりをシンプルに楽しんでいただければ、それがいちばん!と思っています。

| MUSIC | 09:58 | comments(4) | - | pookmark |
30周年アニバーサリー・イヤー企画第一弾!
ついに配信スタートしましたハイレゾ版「Love Song remains The Same」!これを試聴し,種ともことプロデューサー菅原弘明氏とミックスしたエンジニア松本大英氏が語った座談会の模様が以下で読めます。ぜひ参考にしてね。http://www.tomokotane.com/30th-anniversary/zadankai/
| MUSIC | 17:22 | comments(3) | - | pookmark |
年末雑感

明日から新しい年です。

今年はホントにいろんなことがあって、いろんな発見があった年でした。ちょっとふり返ってみます。

年明けは息子の高校受験がメインテーマでした。結果オーライでしたが悩みに悩んで、何度も話し合いをしました。春からコドモたちみな新しい環境で学び初め、新鮮なスタートでした。

年明け、同時に始まったワタシの曲書きはスロースタートでした。プロデューサー菅原氏からの状況確認メールが焦りを帯びてきてから、突然アクセルペダル全開モードになった記憶があります。

こちらは仕事遅いのに,菅原氏は驚くほどのスピードで、ばしばしプリプロをを上げてきて、それを聴いてると「今回かなりいい」と手応えを感じるようになりました。それがまた曲書きのアクセルを踏む力となりました。菅原氏の素晴らしい仕事にここで再び感謝します。

レコーディングもバンドメンバーがすごくいい演奏をしてくれて、楽しくてあっという間で。創る喜びで幸せでした。このレコーディングに関わってくれた全ての方に今一度感謝します。みんなで建てた金字塔でした。

その直後のミニツアーで,生まれて初めて自分の体調不良でコンサート中止という事態になり、みなさまに御迷惑かけました。ホントにごめんなさい。

夏はリハビリでした。これが予定通り進まず、自分をコントロールするために始めたクラシックピアノの練習に、すごくはまりました。自分の技術の不足している点がクリアに見えました。先生についてレッスンを受けることを初め、ボイストレーニングも受けて、基礎の見直しをしました。

プロの野球選手がフォームの見直しをするように。更新の時期でした。

これらの成果が少しずつ上がって喜んでいた時、突然父があっけなく亡くなりました。一緒に飲む日まで決めていたのに。あれこれ済ませてすぐツアーが始まりました。

ツアーでは基礎の見直しを実戦で応用することに挑戦しつつ、各地で新譜のフィードバックをお客さんからもらって、それが元気の素となりました。どんどん気持ちのスピード感上げていく感じで各地で歌えました。

続くバンドツアーでは、ホントに日本一のバンドだと感じました。素晴らしいメンバーと共に音を紡ぐことができた。金字塔のてっぺんに星を飾ることができたと思いました。聴いてるお客さんの笑顔がその星でした。ライブに来てくださった全ての方に感謝します。そして、それを可能にしてくれたスタッフのみんなにも感謝します。

私的なことでは、弾き語りツアーが終わってすぐ四十九日でした。人は死ぬことで何かを更新するのだということを発見しました。自分が生きているという事実を大切にしなきゃ、とも思いました。

恋愛三部作は終わり、来年は30周年記念イヤーです。

今年は始まりと終わりと更新に満ちた年でした。つまり、豊かな一年でした。大切な、よき一年でした。

今年もお世話になりました。来年もめちゃよろしくお願いします。喪中なので新年のご挨拶はいたしませんが、来年もみなさまにとってよき一年でありますように。

そして、来年もワタシの歌がみなさまのココロの真ん中に届きますように。

| LIFE | 10:47 | comments(7) | - | pookmark |
2015 TOUR FINALそしてサイトリニューアル

 

2015 TOUR FINALそしてサイトリニューアル

今年のツアーも全て終了しました。

終わると寂しいよ。

めちゃくちゃ楽しい旅でした。

一人で廻った秋も,バンドで廻った冬も、最高でした。

ワタシ達、日本一のバンドです。そう自信もって言えます。

左よりドラム芳垣安洋さん、ベース鹿島達也さん、ワタシ、ギター菅原弘明さん、キーボード葛岡みちさん。こんな素晴らしい演奏者、表現者と一緒に音を出せて幸せです。

写真はFINALの本番5分前の楽屋で。みんなの闘志がそれぞれ見えて良い写真だなあ。と思っております。

明日は30年前にワタシのファーストシングルがリリースされた日です。

それをもちましてサイトをリニューアルしました。30周年記念スペシャルページを開始しました。企画第一弾の発表がそこにあります。ぜひ見てね!

これからどんどん追加していく予定です。

http://www.tomokotane.com

来年はデビュー30周年記念イヤーです。

いろんな計画進行中です。(まだヒミツ)

ついてきてね。

| MUSIC | 20:50 | comments(8) | - | pookmark |
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